1965 · In the Beginning ほか1枚
ブルーノート期、テナー2人の格付けは長くウェイン・ショーターが上とされた。だが同じ現場にいたドラマーのジョー・チェンバースは、こう振り返る——『ジョーとウェインは同格の才能だ。ただジョーのほうがソウルがあった』。過小評価されがちだったジョー・ヘンダーソンを、共演者は並べて見ていた。
— Statement stmt-joe-chambers-on-joe-henderson
リーダー作 0枚、サイドマン参加作 9枚(1965–2021)。それぞれ発表年順に並べています。
1965 · In the Beginning ほか1枚
ブルーノート期、テナー2人の格付けは長くウェイン・ショーターが上とされた。だが同じ現場にいたドラマーのジョー・チェンバースは、こう振り返る——『ジョーとウェインは同格の才能だ。ただジョーのほうがソウルがあった』。過小評価されがちだったジョー・ヘンダーソンを、共演者は並べて見ていた。
— Statement stmt-joe-chambers-on-joe-henderson
1966 · Mode for Joe
ジョー・チェンバースは1965年から68年にかけて、Blue Noteの黄金期をドラムで支えた一人だった。『In the Beginning』『Mode for Joe』『Tender Moments』。それから半世紀余りを経た2021年の『Deciphering the Message』にも名前が続く。同じレーベルの遺産を今の耳で語り直す作品に、当のセッションを叩いた本人がまだ立ち会っている。
1967 · Contours
フレディ・ハバード『Red Clay』(1970)の顔とも言えるベース・イントロ。実はあれを書いたのはハバードではなく、ベースのロン・カーターだった。フレディがパート譜を持ってこなかったため、カーターがその場で組み立てたという。『運よく、ちょうどいい音がちょうどいいタイミングでハマった』——曲の看板になった一節は、譜面の不備から出た即興だった。
— Statement stmt-ron-carter-on-freddie-hubbard
1968 · Tender Moments
エレキベースの可能性を塗り替えたジャコ・パストリアスの1976年のデビュー作に、意外な低音楽器が紛れ込んでいる。ジャズ・チューバの第一人者ハワード・ジョンソンが、マーチングバンドの楽器であるチューバでクレジットされているのだ。
2021 · Deciphering the Message
1970年のCTI盤『Red Clay』は、プロデューサーに『ヒットを書け』と注文されて生まれた曲だった。フレディ・ハバードによれば、仲間のジャズマンたちは『おまえ、そんなダサいものを書いてるのか』と嘲笑したという。だが売れ線として注文された一曲は、のちに彼を代表する定番になった。当時けなした側が予期しなかった転倒だ。
— Statement stmt-freddie-hubbard-on-freddie-hubbard