A Love Supreme
至上の愛
John Coltrane · 1965 · Impulse!
参加ミュージシャン
McCoy Tyner
このアルバムでピアノを演奏
McCoyの広い左手のヴォイシングがColtraneに「壁」を与えた。対位法ではなく、衝突する和声として。
Elvin Jones
このアルバムでドラムスを演奏
Elvinのドラムはここで「台風の目」になった。Coltraneと一緒に嵐を作りながら、その中心にいた。
Jimmy Garrison
このアルバムでコントラバスを演奏
Garrisonのアルコとピツィカートの激しさはColtraneのサウンドの一部となった。
コルトレーン・クラシック・カルテットの4年間(1961〜65)は、ジャズ史上最も集中した創作の時代のひとつだ。ElvinElvin Jonesエルヴィン・ジョーンズのポリリズムとMcCoy
McCoy Tynerマッコイ・タイナーの広音域な左手が、Coltraneに「壁」として機能した。
1965年7月26日、フランス・アンティーブ。John ColtraneJohn Coltraneジョン・コルトレーンが組曲『A Love Supreme
A Love SupremeJohn Coltrane · 1965』を生涯で唯一フル演奏した夜。INA(フランス国立視聴覚研究所)が公式アーカイブとして公開している。クラシック・カルテット最後期の凄まじい演奏。
1965年8月、ベルギー・コンブラン。RTBF(ベルギー国営放送)がカラーで収録したクラシック・カルテットの貴重な映像。Antibes公演の数日後で、グループのテンションがそのまま保たれている。
McCoy TynerMcCoy Tynerマッコイ・タイナー は1960年から65年まで John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン のクラシック・カルテットを支えた。左手の四度堆積和音と右手の五音音階フレーズは、A Love Supreme
A Love SupremeJohn Coltrane · 1965 の和声的土台そのものとなった。
Jimmy GarrisonJimmy Garrisonジミー・ギャリソン は1961年末に John Coltrane
John Coltraneジョン・コルトレーン のカルテットに加入。A Love Supreme
A Love SupremeJohn Coltrane · 1965 冒頭で響くペダル・ポイント奏法は、4音動機「a love supreme」を支える土台として、彼の最も有名な貢献となった。
Elvin JonesElvin Jonesエルヴィン・ジョーンズは14枚に参加。My Favorite Things
My Favorite ThingsJohn Coltrane · 1961からA Love Supreme
A Love SupremeJohn Coltrane · 1965までColtraneの探求を支え、Night Dreamer
Night DreamerWayne Shorter · 1964ではShorterの世界にも踏み込んだ。
コルトレーンの名カルテットを支えたピアニストが楽団を去った理由は、忠誠心の欠如ではなく音楽の向かう先だった。リーダーがフリー・ジャズへ深く分け入った1965年、タイナーは自分はそうは弾きたくないと辞めている。皮肉なのは、その転回点そのものである『アセンション』に彼自身が加わっていることだ。
コルトレーンが求めたベーシスト像は「正確に刻む人」ではなかった。マッコイ・タイナーによれば、ジョンが探していたのは型に縛られず、何が起きているか聴き取れれば自由に離れていけるベーシスト。ジミー・ギャリソンはその条件で選ばれ、『至上の愛』などを支えた。
一方その頃(1965年前後)