トマトと退職

Nubya Garcia
根っこに戻る3曲
Track 1
Source
このアーティストの選盤ノートを読む →

川沿いの公園。夕方。ヨシさんがベンチに座ってる。ブル(ビーグル)がリードの先で地面を嗅いでる。散歩仲間のおばさんが隣に座る。

散歩仲間 「最近どう、退職してから」

ヨシさん 「庭のトマトが枯れた」

散歩仲間 「また?」

ヨシさん 「水やりすぎたらしい。足りないと思ってたのに」

散歩仲間 「難しいよねえ」

ヨシさん 「教師のときもそうだった。手をかけすぎると育たない」

散歩仲間 「あら、深い」

ヨシさん 「いや、トマトの話」

散歩仲間 「トマトの話ね」

ブルが別の犬に挨拶しに行く。リードが引っ張られる。

ヨシさん 「……でもまあ、今は枯れてもいいかなと思えるようになった」

散歩仲間 「それも深いじゃない」

ヨシさん 「トマトの話だってば」

二人で笑ってる。川の向こうで夕日が沈みかけてる。

ヨシさん 「退職してからね、音楽も変わった。最近はMakaya Mccraven ↗っていうドラマーも気に入ってる。リズムが揺れてて、なんかトマトみたいに思い通りにならない感じがして」

散歩仲間 「トマトみたいなドラム」

次にヨシさんが聴いたのは...
Track 2
Suite Haus
Makaya McCraven ↗
Track 3
Odyssey
Nubya Garcia ↗
NG
→
Notes を読む→← Nubya Garcia についてもっと見る
Next Episode
咀嚼がファンキーになる
ジャズ研 — リク × タイガ × コウ

ジャズ研の部室。リクが3日間このリフしか聴いてない。咀嚼がファンキーになる話。

読む →